しのぶ山テラス

福島市・信夫山のふもとに誕生した「しのぶ山テラス」は、健康寿命延伸の観点から誕生した様々なコンテンツをメインとし、それらを独自通貨を用いて体験することができる「健康を楽しむ、新しいライフスタイル拠点」です。持続可能な地域づくりを研究する専門家たちも集結し、福島市から世界へ、関わる皆さんと共に新しいコミュニティスタイルを発信していきます。

01
しのぶ山テラスは、
健康のチカラを
取り戻す場所。

〜 “通う楽しみ”が“動くチカラ”に。
しのぶ山テラスではじめる健康改革 〜

しのぶ山テラスが推進する「健康寿命延伸プログラム」は、地域包括ケアシステムにおける介護予防・生活支援の拠点としての役割を担い、「介護や医療に頼らず、元気に暮らし続ける」ことを目的としています。いわゆる“2025年問題”は、もはや将来の課題ではなく、現実として私たちの社会に到来しています。その中で、住民自身が主体的に健康づくりに取り組める「参加と交流の場」の整備がますます重要となっています。

このプログラムでは、ナノミスト温熱や予防リハビリなどを組み合わせた専門的サービスにより、地域住民が楽しみながら無理なく参加できる仕組みを提供。健康への関心を高め、生活機能の維持・改善、そして孤立防止を目指します。

本取り組みは、「ずっと動ける、ずっと元気」な暮らしを支えるとともに、医療・介護コストの軽減住民間の交流促進にも寄与。地域に根ざした「健康づくりの拠点」としてのモデルを提示しています。

地域包括システム

介護予防・生活支援

コミュニティー
健康増進(健康教室・健康個人相談)
介護予防(自費リハ)など
期待される効果
● 介護や医療に頼らず暮らせる状態の維持 
● 高齢者の介護・フレイル予防
● 地域住民の健康づくりとコミュニティ形成

5つの実施プログラム

01

SHIN-ON
ナノミストプログラム
低温高湿のナノミスト温熱と筋力トレーニング等を組み合わせ、マイオカインを活かした健康づくりの実証研究の実施を予定。

02

予防リハビリ&
介護予防プログラム
理学療法士が姿勢や転倒防止、筋力維持に向けた運動プログラムを提供。個々にあったメニューで「自分のからだを知る」きっかけを支援。

03

パーソナル健康・
リハビリ相談
「この痛みは?」といった日常の不安に理学療法士が個別相談対応し、状態に合った運動や工夫を提案。

04

健康づくり講座&
体験プログラム
運動・姿勢・介護予防のコツなど、楽しみながら学べる講座を通じて、健康習慣の定着と地域交流を促進。

05

歌って健康!
カラオケプログラム
歌唱による呼吸機能の改善、認知機能の維持、ストレス発散を通じて「楽しく続けられる健康づくり」を実現。

このプログラムは、「健康を楽しむ、新しい習慣」を地域で広げていくモデルとして、
地域包括ケアの未来に向けた実践的取り組みです。

02
信夫山から世界へ

新エネルギーシステムの社会的意義

しのぶ山テラスが推進するスマートグリッドプロジェクトは、「地域に根ざした持続可能な電力システム」の構築を目的としています。従来の化石燃料や原子力発電中心の大規模発電モデルに替わり、GPI(グリッドパーティショニングインバータ)と蓄電池を活用し、再生可能エネルギーの効率的な活用と地産地消を実現する仕組みです。

この仕組みにより、ローカルでの同時同量(発電と消費の一致)を低コストで実現し、地域内のエネルギー自立性が向上、環境負荷が削減されます。さらに、蓄電池によって保持された電力は**「電力資産」としての価値を持ち、効率的な流通市場を形成**します。これにより、地域間での電力融通が可能となり、電力需給のバランス最適化と経済的メリットが得られます。

また、短期的な電力需給は地域の下流で、長期的なバランスは上流で調整する構造を導入し、大規模停電のリスクを回避。これは大規模電力システムの脆弱性を補完する分散型のアプローチであり、持続可能な電力供給の鍵です。

このプロジェクトは、福島から世界に向けて、エネルギーの新しい未来像を発信する試みです。

誤解に対する正しい理解

故障時に電力会社の
指令に従わないと大停電になる?
実際には、電⼒会社の指⽰がなくても
新しい技術で安定した電⼒供給が可能です。
GFL(系統形成インバータ)と
蓄電池だけで再エネの大量導入ができる?
それだけでは不⼗分です。
大量導入にはさらに⾼度な制御技術が必要です。

五つの電力システム改革

新しいモデルの導入

ナノグリッド(自給自足)
太陽光+蓄電池+GPIによって
短期的な自立が可能
  • ① CO2 → シリコン

マイクログリッド(地産地消)
複数の発電・消費単位をGPIでまとめ、
地域内で同時同量を実現
  • ② アナログ → デジタル
  • ③ 機械回転系 → 化学蓄電系

スマートグリッド(電力融通)
マイクログリッド間で余剰電力を
融通し合う中期的モデル
  • ④ 同時同量管理 → 電力在庫管理
  • ⑤ 電力会社中心主義 →
    需要家中心主義

長期安定化
天候不順などに備えて、電力会社からの事前予約購入によりシステムの持続性を確保

この構造的な変革により、中央集権的な電力供給から、分散型かつ需要家中心の持続可能な電力供給体制へと進化することが可能になります。

03
“関わり”が
通貨になるまち、
はじまります。

お金の“かたち”が変わったら、
関係も変わる?

しのぶ山テラスが提案する「しのぶ通貨」は、地域やコミュニティに関わることによって得られ、自分の健康や暮らしに使える新しい形のコミュニティ通貨です。通貨そのものが人と人の“つながり”を生み出し、つながりを育てる“メディア”となることを目指しています。

この仕組みは、以下のような特徴を持ちます
● 「ありがとう」がかたちになる通貨
草むしりやイベントの手伝い、ウォーキングなど、目に見えづらかった地域貢献が「しのぶ通貨」として可視化され、「誰かの役に立っている」という実感が生まれます。
● 「使う」ことで人がつながる
地域内でしか使えない特性により、通貨のやり取り自体が人と人との出会いを生み、地域内のコミュニケーションのきっかけになります。
● 行動データの可視化
通貨の流通はデジタルで管理され、どこでどんな貢献が生まれているかを見える化し、未来の地域設計のヒントとなります。
● 新しい“共感経済”の創出
「誰と誰が関わったか」や「何が地域にとって大事か」が可視化されることで、経済活動と人間関係を再統合する“共感経済”を構築します。

実際の運用ステップ

01

しのぶ山テラスを訪れる
見学やイベント参加を通じて、まずはしのぶ山テラスの取り組みを知ってください。地域外からの来訪も歓迎!

02

コミュニティメンバーになる(C.C. Walletアプリ登録)
スマホでアプリに登録し、1000しのぶが自動付与され、その日から利用可能になります。

03

しのぶ通貨を「つかう」
健康プログラム、カラオケセラピー、エステ、健康講座など多様なサービスで使用可能(法定通貨との併用)。心の敷居・価格の敷居が下がります。

04

通貨を「もらう・あげる」
毎日のウォーキング、イベント手伝い、美化活動などで通貨がもらえ、何かのお礼にあげることもできます。「ありがとう」が見えるコミュニティ通貨として循環します。

05

サービスの拡充
今後、専門家の講演、子ども向けWS、地域ボランティア連動ポイントなど、住民の声を反映した新サービスが追加予定。

運用サイクルまとめ

01
知る・訪れる
02
メンバー登録して
コミュニティに参加する
03
使って癒され、楽しむ
04
関わって増やし、
次の人へ循環
05
人と人との関係性を育てる

このしのぶ通貨プロジェクトは、「経済」「健康」「つながり」の交差点を生み出し、地域における新たな価値循環をつくる試みです。単なる“通貨”ではなく、“まちづくり”そのもののインフラを目指しています。

しのぶ山テラスに
関わる専門家

  • 金子 哲司
    1951年福島県伊達市に生まれる。福島高校卒業まで福島市の信夫山山麓で育つ。埼玉大学理工学部機械工学科卒業、いくつかの業種を経験、セイコーシステム勤務の後、45歳で現在IT企業となっている株式会社ジィ・シィ企画を立ち上げる。53歳で脳出血で倒れ、言語障害と右半身麻痺の後遺症がある。事業展開は続け、現在同社の取締役会長を務める。
  • 髙橋 仁美
    博士(医学)。福島県立医科大学特任教授。公益社団法人日本理学療法士協会名誉会員。長年にわたり理学療法に携わり、著書は45冊以上、NHK「ためしてガッテン」「きょうの健康」にも出演。厚生労働大臣表彰をはじめ数々の賞を受賞。これまでの経験を生かし、地域の皆さんの健康寿命延伸を目指した活動に積極的に取り組んでいる。
  • 伊藤 政彦
    (株)スマートコムラボラトリーズ代表取締役。ソニーでPlayStationやIC Card(Suicaなど)用の半導体開発を行い、リコーではIoTを活用した各種センシングソリューションを開発。現在は(株)スマートコムラボラトリーズで医療DXやスマートグリッドシステムの開発を行い、Well-beingに貢献するソリューションを提供している。
  • 森田 直
    インタラクタプロモーションズ代表。ソニーでFeliCaやNFC開発後、コンピュータサイエンス研究所でマイクログリッドを研究。現在は神奈川大学で信頼性を研究しつつIECエキスパートとして活動。交流マイクログリッド向けの新型インバータと制御ソフトを開発中。
  • 西部 忠
    専修大学経済学部教授、北海道大学名誉教授、グッドマネーラボ代表、3C3S代表。専門は進化経済学。1986年東京大学経済学部卒、同年、大内兵衛賞受賞。1989年カナダ・ヨーク大学大学院経済学研究科修士課程修了。2001年、地域通貨LETSのオンライン版LETS-Qを創設、運営を行なった。地域通貨については『地域通貨を知ろう』(岩波書店、2002)、『地域通貨と地域自治』(公人の友社、2003)、『地域通貨』(編著、ミネルヴァ書房、2013)『地域通貨によるコミュニテイドック』(専修大学出版局、編著、2018)、『脱国家通貨の時代』(秀和システム、2021)等の著作がある。地域ポイントについても、木更津市の「らづポイント」や三鷹市の「みたポ」の構築や運用に関して専門家の立場から助言やサポートを行っている。
  • 藤田 崇志
    JINEN株式会社代表取締役。三谷産業株式会社で法人営業を経験した後、コミュニティ支援事業で独立。上場企業の組織開発やファンコミュニティの立ち上げなど、幅広い領域で「コミュニティを活用した事業成長」を支援している。現在はJINEN株式会社の経営に加え、東京大学高齢社会総合研究機構の産学連携メンバーとして、老後の生きがいをテーマにしたフレイル予防や地域コミュニティの研究・実践にも取り組んでいる。
  • 加賀谷 幸規
    建築設計(六角鬼丈計画工房)
    松原 正佳
    建築設計(松原正佳建築設計事務所)

アクセス&
お問い合わせ

しのぶ山テラス

〒960-8003
福島県福島市森合字日向山1-3

福島駅より車で10分/徒歩27分

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電話
070-6973-2525
メール
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